ANベンチャーパートナーズ(ANV)のポートフォリオ企業であるシティ・セラピューティクス(City Therapeutics Inc.)が、10月16日に米国ナスダック市場に上場しました。増額された新規株式公開(IPO)により、オーバーアロットメント分を含め総額約2億3,000万ドル(約360億円)を調達しています。ANVのポートフォリオ企業として初の上場事例となります。
シティ・セラピューティクスは、次世代のRNA干渉(RNAi)治療薬の開発・設計に取り組む臨床段階のバイオテクノロジー企業です。治療を必要とする患者に、意義のある持続的な治療効果をもたらすことを目指しています。同社の開発パイプラインには、重要な疾患を対象とする3つの主要プログラムがあります。血栓塞栓性疾患を対象とする「CITY-FXI」は、世界的に主要な死亡原因の一つである血栓症への対応を目指しています。スターガルト病を対象とする「CITY-RBP4」は、若年期に発症する視力低下の主要な原因の一つに取り組みます。また、慢性疾患に伴う貧血を対象とする「CITY-TFR2」は、重度の身体的疲労を軽減し、輸血への依存を最小限に抑えることを目指しています。
2023年に設立され、日本の代表的なRNAi研究者である東京大学の泊幸秀教授とオハイオ州立大学の中西孝太郎教授を共同創業者に擁するシティ・セラピューティクスは、科学的イノベーションと米国のバイオテック・エコシステムが結びつき、新しい治療薬の開発を推進する好例です。
ANVのマネージング・パートナー、ケン・ホーンは次のようにコメントしています。「シティ・セラピューティクスのIPOという大きな節目を、心からお祝いします。創業からわずか3年で上場を果たしたことは、同社の目覚ましい成長と実行力を示す素晴らしい成果です」
シティ・セラピューティクスのプレスリリースはこちら(英語)をご覧ください。ANベンチャーパートナーズ(ANV)について
ANVは東京とサンフランシスコを拠点とし、日本の革新的な科学と米国のスタートアップ・エコシステムを結びつけることを専門とするグローバルなマルチステージ・バイオテック・ベンチャーキャピタルです。ANV Fund Iは2025年6月にクローズした2億米ドルのファンドです。同社は2022年に日本と米国の経験豊富なベンチャーキャピタリストらによって設立され、スタートアップ育成に関する豊富な実績を持っています。ANVは日本のバイオテック・エコシステムの強化に尽力しており、Science2Startup Japanなどのイニシアチブを設立してエコシステムの成長を加速させています。詳細については、www.an.vcをご覧ください。
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